「心地よい秋があっという間に過ぎて、寒さが沁みる師走となりました。今冬は with コロナの気分が浸透して街も久しぶりの年末らしい賑わいですね。 が、ここ数年、市中感染がほぼなかったインフルエンザも重症化の兆しがあるようだし、風邪もけっして侮れません。「自分の身は自分で守る」意識をもって、人混みや店内でのマスク着用、手洗いなど出来る予防を今一度!しっかり励行しましょう。 先日読んだ本に古代三国志時代の中国の「歯」について記述がありました。皇帝も臣下も庶民も、まだ歯を磨く文化はなく、顔を洗うように口をゆすぐ程度だったようです。(歯ブラシ的なモノはだいぶ下って唐代に初めて歴史書に記述がある)で、その頃の人々の困り事に歯痛、口臭があげられ、今ではよく知られるように歯周病が原因とみられる心疾患も多かったのでは、と史料をまとめた項目にありました。口中を健全に保つことが、身体が元気でいられる大きな要因だったとわかります。 ちなみに、糖が貴重で食べる機会があまりなかった階層の人=庶民の方がまだ虫歯が少なかったそうです。これは現代に生き、手軽に「糖」を楽しめる私たちも、年末年始のご馳走を前に手入れに心せねば!ということですね。 毎年のごとく年末年始はアルコールが入っていないかぎり、急患対応いたします。お困りの時は遠慮なくお電話ください。 皆さま、よいお年をお迎えください。