2007年
「歯周病と夏の体力」
7/30
空梅雨と言われても、ぐずぐず長かったような気がしましたが、いよいよ真夏の太陽全開の季節です。暑い時は体力も消耗しがちです。「ここんとこ、ずっと忙しい」、「睡眠不足」などが続く中で「歯、歯茎が浮くような感じ」を経験された方がいると思います。歯周病/歯肉炎では、疲れや体調の悪い時、如実に現れる症状です。こうなったら「身体を休ませることが必要!」と訴えている訳です。
シグナルとしては判り易いですが、休養して、歯科へ行って治療を始めなくてはオオゴトになりかねません。
※読売新聞朝刊の医療ルネサンスで「歯科」の連載が始まりました。勉強になります。
「ウサギ」
7/23
ご存知ウサギの歯は、例えば爪の様に伸びるので、常に硬い何かを齧って、具合いい長さにすり減らさなければ大変なことになります。一説では年に10cm位伸びるらしいです。
詳しい話はhttp://www.linkclub.or.jp/~rabbit/ha/index.htmlを見てください。
ウサギも簡単便利で栄養価の高い市販のペットフードばかり食べていると、「歯に悪い」という話しが出てきます。やはり!粗食(硬いワラや新鮮野菜)が歯に良いというのは、人と同じでした。
「哺乳類の歯」
7/16
歯の無い生き物もいますが、ふだんは滅多にお目にかかりません。犬とウサギを飼っていますが、同じ哺乳類でも、随分と違う「歯」を持っています。犬は噛みちぎりはしますが、口の中でモグモグせず飲み込むので、人のような臼歯はありません。でも人と同じような物(雑食)を食べるので、歯垢もつくし、歯石もたまります。やらないよりはいいって程度ですが、ウチでは犬も寝る前に歯磨きしています。自分でやってくれるといいのですが……。
「続続・江戸時代の歯」
7/9
また続き。虫歯や歯周病(昔は「歯草」と言いました)の対策は、小説の中で名医も言っているように結局ふだんからの手入れに尽きます。歯ブラシの前身の「房楊枝」を使って丁寧に掃除をすることを、大奥でも庶民へも一生懸命勧めています。現代、医療技術や薬学はだいぶ進歩したかもしれませんが、根本の「手入れを良くする=毎日の丁寧で正しい歯磨き」は全く変りません。小説の時代から300年近く経っても、基本はこれです。
「続・江戸時代の歯」
7/2
昔は歯周病になっても、治す手立ては殆どなくて「歯抜き」が行き着くところでした。驚くことにお祭りで活躍する香具師などの大道芸のひとつに「歯抜き」があって、「エイヤッ」と指で抜いたそうです。(確かに根の浅いグラグラの歯はそれもいいかも。)また、歯の痛みに耐えかねてお侍が切腹したことなども描かれていて(痛くて悩んでノイローゼになったか。)「歯」の問題に人知れず悩む姿は、今とあまり変らないようでした。
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