やっとのこと、澄んだ秋の空気が漂ってきました。 金木犀の香り、紫式部も実の重みでしなり、萩の花、薄の穂。 なのに・・・余りの天候不順のせいか?ツユクサ、空木まで花を点けて、何だか季節感の無い眺めです。 さて、最近の研究で新たに判明してきた面白い研究成果があります。 お天気=気圧の急変と歯周病の悪化が関連していることが科学的な研究で明らかになってきました。 昔から気圧の変化で歯(歯周炎の悪化)が痛くなることは知られており、 皆さんも、飛行機に乗ると歯痛が起こる場合があることはご存じの方もいらっしゃると思います。 1950年代ごろより「生体と気象の関係」を研究する学問が始まり今に至っていますが、 このたび口腔の分野での研究の成果として発表されました。 急な気圧変化は交感神経に作用して血流障害に影響すること、またホルモンに影響して炎症に関わる物質が誘引されやすくなることなどがわかってきました。 季節の変わり目は、台風などの気圧変化が起こり易く、また気温も急変するので体調を崩す場合が多いですね。 これが科学的に判ってきたことで、これから「予防」の研究に役立つと思います。 もちろん!持病の「歯周病が悪化する」のであって、元々の歯周病を治療して健康な口内であれば影響はありません。