「空き家」
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今年も明けて1/1に急患が来ました。かなり遠方からの問い合わせで「お近くで捜すように」と電話を切ったハズが捜し切れなかったそうで。苦痛で「神経を抜いてほしい」と要望でした。しかし、そう簡単に神経は抜いていいものではありません。神経を抜くことは「歯」に栄養を補給している道(血管など)を断つということです。痛みは感じなくなりますが、人の住まなくなった空家が、だんだん傷んでくるように、果ては朽ちてしまうように、歯も同じことです。他の手立てを尽くした上で、抜く。その後はその歯が、せめて長持ちするよう、それまで以上に気をつけてケアしましょう。
「技工物の周辺-壱」
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抜いて歯のないところに、さもあるかのように(=噛み合わせや、見た目のために)前後の歯と連結してダミーの歯を入れることがあります。よく聞くブリッジもそうです。このダミーの歯は、歯茎と密接しているように見えても、タダ乗っているだけ。歯茎との間は微細な隙間のため、食べカスなどがたまりやすく、そして前後が歯茎からはえている歯で塞がれているので、フロスや歯間ブラシも使いづらい構造になっています。!故に歯周病、歯肉炎になり易く、治りにくいケアの難点、盲点です。ここは歯科医院でしっかり掃除の仕方を学んでください。スーパーフロスなどの便利スグレモノがあります。
「新しいハブラシ」
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暮れから新年にかけて、「新しい年は新しいハブラシから♪」という広告を多く目にしました。歯ブラシは、毛と反対側から見た時、左右から毛先がはみ出るようだったら替え時です。ひと月保たずにブラシがその状態になる磨き方は、ちょっと力の入れ過ぎかもしれません。たまにご自分のブラシを良く見てみましょう。また、時々は利き手ではない側の手で磨くことも、飽きないために、反対側脳の活性化のために楽しいかもしれません。磨く行為に慣れた意識が、目覚めます。
「新年は信念をもって」
1/5
旧年12月は、とうとう2回も飛ばしてしまいました。パソコン不調やら重なりまして。激動、怒涛と言われるの2009年が明けましたが、診療所は平穏無事です。世の中が良くも悪くも激しく動いていても、大事なことはやはり身近にあると思われます。毎日の積み重ねが結果をもたらす!今年も日々の小さな努力=意識をもっての点検整備で、お口の健康を守りましょう。
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