「歯医者に通う」ということは、どなたにとっても心地良くはない、ちょっと凹む面倒な外出です。 行かなきゃならないが、行きたくない・・・ですね。ところが殆どの治療の場合「通う」ことがけっこう重要です。「歯」は毎日必ず使うので、治療しながら様子を見るという状況が大事な時もありますし、いっぺんにエイヤっと直せる訳でもありません。 今一番症例が多い歯周病も、ある日突然にそうなる訳ではなく自覚症状がなくても、静かにひそかに始まり日々時間が掛って、ようやく「痛い!変だ」の時が来るのです。健康を取り戻すには、この掛った時間を戻す訳なので、治療で逆走スピードは増しても、やはり日々のケアも含めて時間が掛ります。もちろん虫歯でも検診で発見される要治療の浅い範囲の病態なら、それなりにすぐ済みますが、長く放っておいた深刻なものは、神経や根っこの治療に何度か通わなくてはならないこともあります。 日頃検診を受けていると、数回で簡単に治療の済む、もしくはケア(歯磨きなど)の指導だけで済む場合もあるので、心がけましょう。