2007年
【江戸時代の歯】
6/25
気楽に読んだ時代小説が、江戸時代の「歯」を取り巻く話しでした。研究者の時代考証に基づくと歯医者は「口中医」と呼ばれ、昔の人も虫歯/歯肉炎/歯周病に悩んでいたようです。なかでも、柔らかいもの、甘いお菓子など贅沢な食べ物が容易にはいる大奥で、きれいな女性達の多くが、口の悩みを抱えていた史実は「やっぱり。」です。却って晩のおかずは又も硬いイワシに菜っ葉の味噌汁、高級品の砂糖など滅多に口に出来なかった庶民の方が、総体的には口中健全だった様子。現代病(糖尿・歯周病など)の多くは現代になって大奥の様なオイシイ食べ物が、誰でも食べられるようになったからこそ広がった病いとも言えます。今では余程の勇気と決意がなければ、粗食を敢行することは不可能に近いですね。たまには勇気を出すか。
【歯考の弐】
6/18
野生の動物は当たり前に歯が無くなれば→死。歯を持っている生物にとって、歯は生存に係わる重要な部品です。極論ですが、手足が無くてもなんとか生きてはいけるけれど、もし歯が無かったら、入れ歯もなかったら、もう生物として衰弱死しかないです。(もちろん現在は手厚い医療管理で何とかなりますよ。)と言うことに気がつくと、朝晩の歯磨きも自然と時間をかけて「磨き上げる」気になりませんでしょうか。
【歯考の壱】
6/11
第29回読売国際漫画大賞のテーマが「歯」と発表されました。
日頃、私達は目で見る、耳で聞く、まではよく聞きますが、「歯で噛む」はあまり出番がありません。でも人と会っていて「歯」が見えるような笑い顔があれば、それは大体、楽しい時間で「親しみのある間柄」ということですね。そして「歯」が痛かったり、不具合だった場合は、何をしても物事に集中出来ず、それが解消されるまで鬱々と気分の晴れないものです。けっこう人生の舞台で名脇役かもしれません。
「噛む回数と健康」
6/4
お隣に割烹小料理屋さんが開店したので、滅多にやらないスタッフ全員食事会で食べ慣れない高級海鮮に舌鼓を打ってきました。おもいがけず西調布価格だったし、満足。物を食べる時、いちいち何回噛む、左右均等に、など考えていたら全く食べた気がしません。楽しい会食の時は、好きな様に♪。ですが、ふだんウチで食べる時、ヒマな食事時などたまに、ちょっと意識してみてください。だいたい5〜6回くらいしか噛んでない人が多そうです。時々でも自覚して噛む回数を増やすと、知らないうちに回数が増えて、森光子さんみたいに健康につながります。(あのレベルまでは、常人は無理だと思いますが。)
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